読書=バーチャル・リアリティー
最近、バーチャルの話がよく出てきますね。
実は読書もバーチャル体験なんじゃないかと思いつきました。
本を読むことで何が得られるのイマイチかわからない、
という人はぜひ読み進めてみてください。
本を読んで得られるものは人生
本を読んで手に入るものってなんだと思いますか?
僕は「人生」なんじゃないかと考えています。なんか大げさなことを言ってるなぁと思われるかもしれませんが、本気です。
先日、本をほとんど読まない現代っ子な友人から
「本を読んで何になるのかよくわからん、
いろんなところ遊びに行く方がよっぽど良い」
ということを言われたので、読書で得られるものってなんだろうと考えました。
僕自身、今では月に20冊とか本を読み漁っていますが、
小さい頃は外で遊ぶのが大好きなアウトドア派で、
文字に触れることがめちゃめちゃ少ないほうでした。
放課後は校庭でバスケットボール、野球、ドッヂボールにハマり
毎日、家の門限を破っては母親に怒られる
というルーチンワークを繰り返していました。
そんな自分でも本を読むことがなぜ大事なのか気づかされたあるきっかけがあります。
スパルタ体育教師の読書論
それは当時、小学校高学年の時に 体育教師で怒り方が厳しくて有名だった担任の先生から ホームルームで言われた一言です。
「読書は君たちに人生を分けてくれる」
当時はなんのことやら、という感じでしたが、
そんな話を聞いた数日後に友人と校舎内で鬼ごっこをしていてたまたま図書室に忍び込むことがありました。
そこで目に入った本がナポレオンの伝記。
なんとなく手にとってみて開いてみると、これがめちゃくちゃ面白かったんです。
そこにはナポレオンの幼少期のやんちゃな様子がマンガで描かれていました。なぜか大人と相撲を取ったりするシーンとかもあり、すごい人と思っていた人が意外に普通の人っぽいなと感じました。
自分にとっては新鮮な体験で、そこから鬼ごっこを放り出して休み時間が終わるまで本に夢中になりました。
読書はバーチャル体験(VR)
日本でも人生長くて、80歳ほどだと言われています。
どんな人でも生きていられる時間は常に限られている。
しかし、本を読むことで、偉人たちが長い年月をかけたものを擬似的に体験出来るわけです。
僕はこれをタイムトラベルと呼んでいます。
例えば、ヘレンケラーの人生を図書館ではタダで、
本を買ったとしても数千円で得られるわけです。
あくまで子供の視点で考えましたが 大人でも同様です。本を読むことで得られるものはノウハウとか豆知識ばかりではありません。
本を書いた人の思考や人生観を得ることもできます。なんでこんなことをしたんだろうと考えることにもつながります。
擬似的に人生を経験できるので、 バーチャル体験と呼んでもいいかもしれません。
時には、世界を冒険するアヒルに、恋愛にウブな少女に
それこそ、ナポレオンのような革命を起こす偉大な人間の視点にもなりきることができます。
もちろんそれを擬似的にでも経験した後には、必ず視野が広がっていると思います。
本を読むことで得られるものは決して目先のノウハウばかりではないこと、わかっていただけましたか?
ぜひこの読書の秋に本を読んで、流行りのバーチャル体験をしてみてはいかがでしょうか?
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。